「まるいち的風景」少女マンガだけど深い深いロボットSF

「まるいち的風景」


柳原望さんによるLaLaでLaLaDXで不定期連載された作品です。
柳原望さんといえば高杉さん家のおべんとうが割と有名な気がします。

まるいちはかなり昔の作品なんですが、いつ読んでも楽しめる良マンガです。
まるいちという「ロボット」が登録者の動きをトレースして動作します。
お手伝いロボット的な使われ方が多いかな?

大学生の主人公がある日、まるいちのモニターになります。
「トレースしただけの動き」をひたすら繰り返すまるいちに対して主人公は不満を募らせます

ここがこのマンガのポイントなんです。
まるいちにはAIが搭載されていませんので、キーワードに対して
「トレースしただけの動き」を行う感情のないロボットなんですが・・・

登録したままの動きをするので、登録した人の癖などもそのまま反映されるのです。
只のロボットにはない人間臭い動き、時には既に亡くなった人の動きがインプットされている事も
まるいちを通して色々な人と人とが繋がっていく、そんな物語になっています。

感情のないロボットなのですが、「人間の動き」を模倣するので
まるで感情があるように見えたりする事も。
それがまたちょっと感動的というか

しかし、時にまるいちは犯罪に利用されたりもします。
まるいちは武器として禁止になってしまうのか!?
人間社会とロボットの関係性を深く追求している少女マンガとは思えないほど
真面目にロボット社会について書かれていたりもします。

文庫本ですと、全2巻で書き下ろしの最終話がついてきますので
是非文庫本版で読んでいただきたいです。
「まるいち的風景」とてもオススメです!

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