猛烈に熱い、本当の”熱”を感じる最高のスポーツ漫画「灼熱カバディ」

この記事を書くために少しだけ読み直そうと思ったら、読む手が止まらなくなりました

「灼熱カバディ」
作者:武蔵野創 出版:小学館

このマンガ、今一番好きです。

本当にね、タイトル通り”熱い”んです。どれぐらい熱いかというと練習するために合宿に行く回ですら毎話熱いんです。ただ持久走をしてるだけの回なのに熱い話があるんです。そして高校部活にも関わらず女性キャラがほぼ一切出てきません、マネージャーとかいません。色恋が話に全然絡む余地がないほどに漢くさい灼熱がそこにあります。話の流れ的にも扱っているスポーツ的にもマネージャーがいない方が自然なので、そこもリアリティがあって好感触。

最近になってようやく元プロのコーチが付きましたが、それにつながる話もよく出来ています。1年の時から部長が元プロと知り合いだったのでお願いしていたのですが、まだ教える段階ではないと断られていました。ですが有望な1年生が入って、特にサッカーからの転向組の主人公、宵越の影響もあり協会長から改めて元プロに話がいって…という、改めて見直すと非常に納得がいく流れです。

特に部長は恐らく親がカバディの選手なので、そこからの繋がりなんでしょうね。

野球部のエースに、カバディがマイナースポーツであることを指摘され「競技人口は?適切な指導者がいるのか?」を突っ込まれたりしたシーンも、何故あらゆるスポーツの中でカバディなのか、そんな点も掘り下げる形になり面白かったです。確かに指導者が存在するほど層が厚い世界とは思えません。こう考えると指導できる人なんて元プロくらいなのかな、と思います。主人公チームもそれぐらいの人が付かないと勝てないことは井浦とか部長も分かってたので頼んでいたんでしょうね。

そんなストーリーの良さは勿論ですが、なにより各キャラが立ちまくっているのが素晴らしいです。脇役がいないと思えるほど、味方チーム相手チームあらゆる人物にスポットが当たります。

しかも各シーンが繋がっていった上でそのキャラを浮きだたせてきます。最近だと水澄の活躍に泣きました。あらゆるシーンで水澄は悔しい思いをしています。入ったばかりのころ全く活躍できず部長に助けられてばかりだった時、同じ2年の佐倉に差を見せつけられ、同年代なのに…とふと考えてしまうが、自分が不良で何もしていなかった期間を思い出してしまった時、そんなあらゆる後悔を抱えながら、カックイイ自分を目指して前向きに努力することでようやく結果が出てきました。今までの綿密な描写があるからこそ、より熱さが伝わってきて大山律心戦でのシーンは読んでいて涙が出てしまいました。

熱い熱いというが、何が一体熱いのか…それは人の心なんですね

相手に、あるいは自分に負けたくないと思う心、報いたいと思う心、あるいは闘争する喜びに震える心、そんな激しく吹きあがるマグマのような気持ち、それを感じた時、人は”熱い”と表現するのだと思います。

そんな”熱さ”を強烈に浴びることが出来るマンガ「灼熱カバディ」 超お勧めです。

裏サンデー
「灼熱カバディ」公式ページ

スポンサーリンク

シェアする