異文化交流マンガ「ヘテロゲニア リンギスティコ ~異種族言語学入門~」

ここまで独自の世界観でぶっちぎっていくマンガは久しぶりですね。

この感じはどこか弐瓶勉さんの漫画のようです(シドニアの騎士書いてた人)

異文化交流マンガ
「ヘテロゲニア リンギスティコ ~異種族言語学入門~」
作者:瀬野反人 出版:KADOKAWA

この話は魔界と人間界がどちらも唯の別の国みたいに分かれていて、魔界の文化を研究している人が現地にいってアレやコレやする話です。別に勇者とか魔王とかいないです。

タイトルも意味はまだ分かりません、きっと何か意味を持つ言葉なんですが作中では出てきていません、ただの意味不明な言葉です。そんなところからこのマンガの持つ異様な独自性が垣間見えます。

最近のタイトルなんてあれですよ、ドラゴンボールなんてタイトルではダメで「他の惑星からきたオラが強すぎて地球で無双しちゃう件について」みたいなタイトルにしようなんてぐらい、タイトルのメッセージ性が大事なのに「ヘテロゲニアリンギスティコ」ですよ!

流石に異種族言語学入門というサブタイトルが入ってますが、それでも凄い。

内容も非常に独特なもので、淡々とワーウルフやリザードンといったファンタジックな生物たちとの文化の違いを見せつけられていきます。魔界のモンスターたちがもつ概念は正に外国で感じるギャップが如く。死の概念が違ったり、言葉が同じ意味を持つ言葉でも上り調子下がり調子で変わったりなどあらゆる点で人間界と違うことが分かります。でも「あ~違うんだろうなぁ~けどそういう世界なんだろうなぁ~」ということは分かるんです。これが面白くて、読んでるだけでなんだか外国の話を聞いてるような「そういう世界って、ありそう」みたいに思えたりするんですよ。

そういう妙な説得力を持ったマンガです、凄い幻想的な話なのにリアリティがあるんですよ。

そして貴重な翻訳者の存在も見逃せません、こういうキャラがいるとさらに映えるというかまぁコミュニケーション出来ない相手だと積みますからね。可愛いススキは重要キャラです。

ススキがとにかくかわいい

まだ2019/03/11現在、2巻までしか出ていないこのマンガ。のんびりマイペースに進んでいますが無限に読んでいられそうな感じがします。ただ山も谷もないので刺激が欲しい人には物足りない話ではあるでしょう、俺はこの空気結構好きです。

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