時代を超えた科学マンガ「Dr.STONE」

今ジャンプを読むとき毎回目を通してしまい、毎回楽しませてもらってます。

「Dr.STONE」
作者:稲垣理一郎 作画:Boichi 出版:集英社

2人で作る作品の良さ

「アイシールド21」の原作としても大活躍した稲垣さんと、最近まで連載していた「ORIGIN」などで知られる韓国人の激うま絵師Boichiさんのタッグ。面白くないわけないという組み合わせですよね。

最近ストーリーと作画が分かれてる作品も増えてきました。当然ですが異世界系とかも原作が小説なんで絵とは別ですよね。やはり収益の取り分が変わってきてしまいますし、感性の違いで上手くいかないケースもあるのでしょうが、2人で作ってる作品はいいものが多い気がします。

ジャンプで言えば、先ほどあげた「アイシールド21」は勿論「デスノート」「ダイの大冒険」なんかがすぐ思いつきます。いつも思うのはマンガはスーパーマンを求められすぎてるんですよね。ストーリーを作ることが出来て、絵も描けるようになれ、かつアシスタントを上手く使って進行して、締め切りは守れって…オーケストラを1人でやれって言われてるようなもんなので、せめて話と絵は作る人が別な方が楽なのでは…と感じます。

割と身近な科学を感じられる

Dr.STONEはセッケンの意味、医者がいない状態で清潔を保つのは必須!病気になったらすぐに死んじゃいますからね。そのためセッケンという化学の石は正にお医者さんのような存在です。最初のころ主人公の千空が作った大事な科学なんですが、これも結構簡単に作ろうと思えば作れるらしいです(実際は少し難しいのだと思いますが) 人が石化してしばらくたってしまった地球では手軽に化学薬品など手に入らないように見えますが、自然の中で手に入るものを上手く組み合わせて作っていきます。

これがなんか化学の授業を聞いているようで面白いんですよね。自分は実験とかも好きな方だったのでワクワクしながら見れます。

しかも結構突飛なものを作るんですよね…携帯だとか戦車だとか、最近だとGPSを作ろうとする過程でソナーを作っていましたが、本当に出来そうに見えるのが凄いです。しかも作る上で必要だけど入手困難な材料があるときはちゃんと苦労するんですよね。硫酸とかゲットするときは死を覚悟して入手してましたし、その辺りリアリティがあってとてもいいです。

何故全人類が石化したのか?真相に少しだけ近づいてきた

この話は全人類が石化して、数千年がたってしまった後の世界で四苦八苦していく話ですが、最近とうとう大本の「なんで石化したの?」という真相に近づいてきました。こういう話って大体うやむやになって終わるというか、起きた理由とか真相とかどうでもよくて、サバイバルな状況でのヒリつく人間関係や人の心のみクローズアップされていく傾向があるので、真相が少しずつ明かされていくのは楽しみですね。

「エデンの檻」とか「アイアムアヒーロー」とか「ドラゴンヘッド」みたいなのが結構投げっぱなしでしたからね…

ただ、最初の戦争編といいますか、対暴力という原始に戻った時に避けては通れない問題を解決したので、この後どんな展開で緊張感を持たすのか楽しみです。今生き残ってる人間は少なくとも認知できる範囲では全員味方になりましたからね。メッチャ平和で安心するのですが、そんな状態を長く続ける話ではない気がします。なので石化の原因となった者たち(もしかしたら異星人なのかな?)の妨害が来るのかもしれませんね。

そんなところで、今後も楽しみな「Dr.STONE」 超おすすめです。