リルイに封印されし力が今蘇る…?「29歳独身中堅冒険者の日常」7巻の感想

とうとう古代種としてのスキルが身についてきたんですが、それが色々厄介なことに…
1巻を読み始めたころの感想はこちら

「29歳独身中堅冒険者の日常」7巻
作者:奈良一平 出版:講談社

日常回がいつも面白い

飽きがこない不思議な感覚、冒頭とかコッコとバタバタしてるだけなのに何故か面白い。そして太陽学校に当たり前のように行っているアニャンゴ。彼女はしっかりしてますよね、確か鍛冶の勉強もしてたはずだし、文字の読み書きも登場した時から出来てましたものね。1巻で言っていましたがダンジョンに行くのも、早く成長して1人前の姿をもう長くないであろう、おばあちゃんに見せたいのが理由ということでした。けなげや…
恵まれてたという言い方も出来るかもしれませんね。リルイは親に捨てられて、無理にでも冒険者になったりするしか生きようがなかったので、今回やっと学校に行けるようになってほんま良かったなと。こういう「ヤンチャな子供がおっさんに見守られて成長していく」っていう過程は大好きで飯が何杯でもいけます。

嫉妬と愛情だけはガチ

リルイの嫉妬シーンは毎回面白いです、今回も「ゴゴゴゴゴ」という擬音からイラついているリルイフェイスが見られます。どうやら擬音も実際に音がしているようで周りの人も聞こえてるみたいでした。今回は嫉妬だけでなく、直接ハジメに「どうやったら女の子として好いてくれるのか」を問いただしています、かなりガチです。しかしハジメには軽くあしらわれてしまいます(結構頑張って考えた良い答え方だと思いましたが)

それに対してリルイ様は大変ご立腹です。こういう時のリルイは毎回いい顔しますよね。

普通だと「ちょっと子供にしては頑張りすぎでは?」と思ってしまうのですが、ここは設定が上手くいきていますね。サキュバスとしての矜持みたいなものなんでしょう、好いた相手を独占したい、魅了したい、みたいな本能が種族的にあるのかな~とか考えたりしてます。なのでちょっとイキすぎに見える激しい嫉妬も、そういうもんなのかなと見られます。しかし魅了スキルを使おうとするほど一途だとは…魅了って要するに一時的な洗脳ですからね。とはいえそんな過激なところも可愛いと思える自分がいます、嫉妬リルイはいいぞ。

優しい世界

魔獣を操るスキルがなぜ魔獣を引き寄せる結果となるのかはわかりませんが、とにかく村まで入ってくるのはやばすぎます。というかこの辺のシーンで自警団のやつが真面目に村守ってるのが嬉しかったですね、ちゃんと仕事してるじゃん!ってなった。ハジメの腕なくなったことは今でも悔やんでるっぽかったのもいいですね、こういう細かいシーンで心情見せてくれるのは面白い。

しかし皆で守っていくという話でしたが、どうするのでしょうね…マガポケの最新話だともう分かってるのかな?ただ一生守っていくわけにもいかないでしょうし、いつかリルイが力をコントロール出来るようにならないと難しいですね。修行するのか、成長するまで待つのか、アイテムでどうにかなるのか……まだわからないですけど、どうやって解決しようとするのか先の展開が楽しみです。

こうやって見ると、子供のままでも面白いですけどもう少し成長した後の話も見てみたいですね。リルイが15歳くらいになった後の話とかしてほしいです。末永く続けばワンチャンあるか?そうすればハジメも娘みたいに見てきたリルイを見る目も変わってきて…とかそういう展開も出来るので是非みたいです。

そうすると29歳独身冒険者の日常ではなく、35歳独身~くらいになるんですかね。悲哀が増していいじゃないですか。逆に考えるとこのタイトルということは成長は見られないのか?サザエさん時空にするには勿体ない話だと思うので、成長待ってます。

マガポケ「29歳独身中堅冒険者の日常」ページ
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