これと似てるマンガを1冊挙げろと言われても無理です「本田鹿の子の本棚」

とにかく世界で唯一といっていい程不思議な作品

「本田鹿の子の本棚」
作者:佐藤将 出版:リイド社

ちなみにアマゾンでの紹介文がこんな感じなんですが、
「他人の本棚を見るのはプロファイリングになる」思春期真っ盛りの鹿の子ちゃんとの心の距離を如実に感じる今日この頃。父・鳩作は愛娘の心を知るために無断で部屋へ侵入し、無断で本棚の蔵書を手に取る! そこは、思春期という言葉では片づけられない摩訶不思議なワンダーランド! 親の愛か、ただの変態か。父娘をつなぐ読書の冒険!!

 まぁ見ても「何この…何?」となってしまいます。

ちなみにリイド社のHPで無料で結構な量読めます。続き物でもないですし、気になったエピソードをかいつまんで読んでみるといいと思います。

本棚の小説がマンガとなって描写されるのですが、とにかく凄い。もう語彙がなくなるほど強烈です。突き抜けたアホから、過去の文豪作品にありそうな重厚な展開まで、あらゆるストーリーが出てきます。それに現実の娘の本棚をあさる父というシュールな状況が相まって、他に類を見ない作品に仕上がってます。

本家のストーリーも、たまに相当エグかったり狂気を感じる話があるので、編集さんが作者に「何かあったんですか?」と聞いてしまうほどのもの。そういうものの中にTwitterでバズった「男のデスゲーム」の話があったりするものだから、もう訳がわかりません。

読んだ後に奇妙な読後感があります、どこかフワフワした感じですね。スカッっとするわけではないのですが、決して悪い気分じゃない浮ついた気分になります。小説では味わったことがあるんですが、マンガでこれを感じることがあるとは思わなかったです。

単行本の出し方も特殊です、1巻2巻ではなく「暗黒文学少女篇」「天魔大戦篇」「大乱戦クラッシュファミリーズ篇」というふうに分かれています。続き物ではないにしろ、面白い出版方法だと思います。

作品の趣旨と違うとは思いますが、たまにお父さんと鹿の子、奥さん中心の話も見てみたいですね。奥さんの死んだ目と、ボケっとした鹿の子のキャラが好きなので。

「マンガ好きだけど、たまには変わったマンガが読みたい!」という人にオススメです。

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