強烈な【エゴ】とただの【わがまま】の違いを見せつけられた「ブルーロック」62話感想

最初は好き嫌いが出るマンガだなぁと斜に構えてみてましたが、この画力、展開、力強さはあまりにも凄い。今週刊少年マガジンで一番楽しみな作品になりました。

ブルーロック
原作/金城宗幸 漫画/ノ村優介

あまりにもエモい62話

11月20日発売のマガジンでブルーロック62話「ヘタクソ」が掲載されていますが、読んでいて最後のシーンで思わず震えが来てしまいました。

今まで調子こいてたキングに「ヘタクソ」と吐き捨てるシーンが最後なんですが、カタルシスを感じざるを得ません。それまでの過程があるからこそ、そしてイチイチ見せ方が派手で表情の描き方が素晴らしいことで極上のオチに仕上がってます。控え目にいって、最高だった。最後のキングの表情に現れる感情たるや、たまりませんよ。

主人公は短い期間ですが、一緒に生活していてキングが扱いづらい人間であることは分かっています。ですが努力を絶やさず、1本自分の芯を持った男であることも分かっています。その男が自分の理想の勝ち方をするために「俺にボールをよこせ」と吠えるわけですが、それだけでは”足りない”ということが、主人公、世一によって証明されたといってもいい回でした。

潔 世一のエゴイスティックな世界

世一は自分、チームメイト、敵の全てを理解し、信頼した上で利用して自分でゴールを決めます。しかも自分勝手に動く馬狼をも使ってです。周りに合わせてもらうのではなく、無理矢理「合わせさせる」ことで自分のゴールを作ってみせました。まさに喰うという表現がピッタリ合う比喩ですね。

全て利用した上で世一自身が描く理想のゴールを表現してみせたんです。自分の希望通りになる世界に無理矢理捻じ曲げてみせたと言っていいかもしれません。なんという強烈な「エゴ」!

かつてのチームメイトも薄々感じていた世一の成長に圧倒されていましたが、一番ショックだったのは馬狼かもしれません。なぜなら皮肉にも前回あった世一の「俺に合わせてくれ」という話は、正に自分が日頃吠える理想と同じ、ただの「わがまま」だったことがハッキリ示されたからです。

裸の王様と化した馬狼

世一が作り出したゴールで、ちっぽけなわがままを言うだけの裸の王様が、自分がどんな服を着ているのか自覚してしまったため、最後のシーンで罵倒されているにも関わらずあの表情が出てしまったのかもしれません。

このままでは僕らのキングが食われるだけの家畜になりさがってしまいます。頑張れキング、負けるなキング。来週のブルーロック、期待してます。

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