「いいね」や「リツイート」の数で展開が変わるweb漫画についての考察

最近加速しはじめたのが「いいね」や「リツイート」の数で展開が変わるweb漫画です。
勿論前からあったんですが、今はやたらに増えてきました。例えばこういうの。

スカートの長さよりもいいねされているので、どんな影響が出ていくのかを楽しみに見ています。

この流れでいつも思い出すのが「Twitch Plays Pokemon」のことです。

Twitch Plays Pokemon
Twitchボットを使って数千人のプレイヤーが同時に1つのポケモンをプレイするというもの。チャットに入力されたコマンドをベースにポケットモンスター 赤をプレイするというもので、数千人が同時に別々の指示を送るためもはやカオスとしか言い表しようのないゲームプレイが発生し、多くのユーザーの注目を引きつけました

参考:https://gigazine.net/news/20190213-twitch-plays-pokemon-5-years/

昔投げ銭について、こんな記事を読んだことがあります。

https://note.com/umiyuki/n/n83b96657df61

その中に「投げ銭ユーザーが欲しい見返りは、物語に参加する権利です」
という1節がありました。非常に納得できる話でした。投げ銭ではなくとも、Twitter上にある物語に「いいね」で参加することで得られる快感があることは間違いないです。これが中国だとWeiboという中国版twitterの場合、いいねを押す感覚で投げ銭をすることができます。

この場合だと、リアルな物語にも介入しやすくライブ感は半端ないことになりそうです。

youtubeやTwitterの発信などにおいて、コメントでも介入することはできますが、いいねの数などで数字化とルール化がされた結果、より没入度が高まる結果となるようです。

そして視聴者側のアクションで相手の世界を左右できることを明示する、つまり「〇〇の数で〇〇します」とすることで「これはあなたたちのおもちゃですよ」と宣言しているのも重要です。当然、書いている人はマンガ家も多く、出版している本を買うことはその人の収入になります。それによってその人がより充実した環境でマンガを書ける。そういったことは想像できます。それで新しいものが生まれるのかもしれません。

でもそれだけでは実感が足りない、明確なルールと数字があったらもっといい、というのが今回の流行からもわかるかと思います。このわかりやすい変化宣言とリターン、このことは現代では「クラウンドファンディング」という形で日常的に行われています。

今回の「いいね」や「リツイート」の数で展開が変わるweb漫画、これは投げ銭を使わない「クラウドファンディング」なのだろうなと。これが気軽に流行るなら、否定的な人が多いクラウンドファンディングも見直されてほしいなと思いました。

物語(ドラマ)に介入する権利を、努力もなしに手にできる。これ以上の娯楽はないんですから。

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