人は葛藤しながら必死に生きていく。「マージナル・オペレーション」感想

漫画:キムラダイスケ 原作:芝村裕吏 出版:講談社

「マージナル・オペレーション」

あらすじ

FPS等の戦争・戦略ゲームだけが取り柄のニートだった主人公が、とある企業へ就職。その会社は戦争請負の民間会社でした。請負指揮官として戦争に巻き込まれていく主人公。ゲームにはない実際の死を身近に体験し必死に生きていきます。

就職先の戦闘シミュレーション研修で良い成績を収める主人公

就職後は暫くモニターに映し出される地図や部隊アイコンを元に戦闘シミュレーションをひたすらこなし、そのテスト結果を評価をされていく毎日。しかし実はシミュレーションではなく、本当の戦争で知らずのうちに遠隔地から部隊指示をしていたのです。ゲームだと思って進めていた主人公は自分の指示により人が生き死にしている事実を知ってしまいます。よく私もFPSゲームとかしますが当然「リアル」ではないから楽しい訳で。もし本当の戦場だったらゲームみたくアクティブに動けないですよね。多分岩陰から顔を出すのすら怖くなるでしょう。このマンガの様に指示を出す側になってしまったとしたら、たとえばその部隊に知り合いや友人がいたらゲームの様に突撃指示を出せるのか。なんて色々考えながら読んでしまいます。主人公も同じく自分の指示が敵味方の生死を預かって葛藤していくのです。

そこを乗り越えた主人公は

会社から離れ、戦争に巻き込まれた行くあてのない子供達と一緒に傭兵稼業で生きていきます。これまでも面白かったですがここからも相当面白い。子供達を傭兵部隊として派遣、支持する主人公。通称子供使いとして有名になっていきます。はたから聞くとド外道じゃない?って思いますが、そこにも葛藤が当然あり少しでも子供達が生きていけるように頑張っていくのです。シミュレーションだと思っていた指示とは違い自部隊からなるべく死傷者をださないような指示での戦闘シーンはハラハラしてしまいます。

常に葛藤が共にあるマンガ

子供達を普通に幸せに暮らしてあげれるようにしたいのに、その為に傭兵稼業で子供達を派遣している矛盾。葛藤しながら生きていく主人公を応援しながらしっかり読んでいきたいと思います。重い戦争のお話ですが面白いです!オススメします!